ヲタク遍歴:後編
後編
中学受験に失敗し、地元の公立中に入学した私は 1度もブレることなくヲタクを続けていた。 それどころか、櫻井翔に対する愛情が ますますヒートアップし、同じ気持ちを共有できる人と繋がるためにTwitterを始めた。しかし、このTwitterが私のヲタク人生で最も消したい黒歴史を生み出したのだ。 "自称キチガイヲタク"私はあれよあれよというままにこのジャンルのヲタクに分類されていた。下ネタを包み隠さずツイートしたり、同類のフォロワーと現場で待ち合わせし、22番ゲートで団扇やを広げて土下座をするという今となっては信じられない奇行を繰り返していた。若気の至りじゃ済まされないと心の底から反省している。しかし、この黒歴史黄金期を共に過ごしたヲタクとは今でも親密な関係を築いている。7,8割担降りオタ卒したけど。
バンドとの掛け持ち
そんな黒歴史を乗り越え(?)高校生になったある日、ある曲を耳にした。「会いたいんだ 今すぐその角から飛び出してきてくれないか」 back numberの高嶺の花子さんだった。
- アーティスト: back number,清水依与吏,蔦谷好位置
- 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: CD
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今までにない奇抜な歌詞とメロディーに一瞬で虜になった。そしてなんとも、ボーカルのビジュアル!声!大好きな黄色い涙の向井竜三くんを彷彿させるワイルドな天然パーマ、無精髭!私はギターボーカルの清水依与吏にハートを射抜かれた。 もはや、"好きなアーティスト"ではなく"アイドル"を応援するような感覚だった。こうして、現在に至る異色の掛け持ちが始まった。
そして現在
異色の掛け持ちを始めて3年目。back numberは地方公演が多い為、かかる費用も櫻井翔1本だった時代に比べ倍になった。だからといって、どちらかを干すなんてことは絶対にしなかった。ペンライトと団扇をタオルとラババンに持ち変えるを交互に繰り返す私のヲタクLIFEはこの上ないほど充実している。 そして2ヶ月前、私にとって夢のようなコラボが実現した。櫻井翔と清水依与吏がMステで共演!
世界2大天使と呼ばれる2人が同じ画面に収まってる!これほど私得な回はあっただろうか。後にも先にもこの回を越えるMステは無いと思う。
そして大学受験生になった今、ミラーボールとシャンデリア武道館公演を以て、本格的に受験勉強に本腰を入れ始めた。進路が達成したら、親のスネを少しもかじらず、オール自費で現場に飛ぶことを目標に勉学に励むつもりだ。
【完】